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座屈で破壊されたRC柱

耐震診断と耐震改修

 81年(昭和56年)の新耐震設計法施行以前の建物はむろんのこと、RC造のマンション・事務所ビルがコンクリートのひび割れ、脱落、鉄筋露出などがある場合、早期に耐震調査・診断によって品質や安全性を調べ、必要な補強、改修工事を行って耐震力のある建築物にしておくことをお薦めします。この診断は外観検査、微破壊検査、非破壊検査を併用した調査と、それら調査で得られたデータを基準にした耐震診断解析で行います。
 RC造は鉄筋コンクリートの劣化、ひび割れ(クラック)、鉄筋数や配筋の状態、耐震構造であるか否かを診断するため、

(1) コンクリートの圧縮強度試験と中性化試験
(2) 鉄筋径・鋼種・被り厚測定検査
(3) 鉄筋コンクリート内質のX線による非破壊検査
(4) 電磁誘導波による鉄筋・配筋の探査
(5) コンクリート内質の超音波による非破壊検査
(6) シュミットハンマー試験
(7) その他、目視調査・診断

 S・SRC造は鉄骨溶接部の亀裂・破断、高力ボルト損傷、鉄骨の設計・施工不良、材質確認や変形、耐震構造であるか否かを診断するため、

(1) 目視による鉄骨構造体の外観検査
(2) 鉄骨部の変形および錆び、損傷の外観検査
(3) 柱脚部のボルト締め付けの確認検査
(4) 柱・梁溶接部の超音波探傷による非破壊検査
(5) 耐震構造の設計と使用鋼種の調査・確認
(6) コンクリート部の非破壊検査
(7) その他、目視調査・診断

 こうした調査診断解析の結果の報告書は、耐震補強・改修が必要との判断された場合は、耐震性能向上のための耐震補強・改修工事の資料となります。