QCC ニュース (9月20日号)
 
     
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来年3月で、200メートルを超える超高層ビルが20棟
六本木ヒルズタワーは8位、汐留シティーセンターは14位、
電通本社ビルは17位

 

 

高さでは国内8位の「六本木ヒルズタワー」だが延べ床面積では日本一を誇る。

  来年3月、東京・六本木6丁目の「六本木ヒルズ」が竣工す る。そのランドマークタワーになるのがB街区の事務所A棟で ある。延べ床面積は約37万3,000平方メートルもあり、ワンフローアにジャンボジェット機がすっぽり納まる広さである。
  当然、建築物としては国内最大の規模である。地上238メー トル、地下6階・地上54階建ての巨大なオフィスになる。
  今、日本で一番高いビルは、「横浜ランドマークタワー」で、 地上296メートル、地上70階建て。羽田空港の空域制限に かかり300メートルに欠ける高さになっているが、空域以外な ら制限がないのか?建築基準法に基づく規程の規準と学識 者による建築評定などを受ければ300メートルを超えてかなりの高さまでが可能だ。
  バブル時代。大手ゼネコンが競って超・超高層建築の構想 を発表した。800、1,000メートルから富士山よりも高い4, 000メートルまで、夢のような建築技術を謳歌したが、「ビル 建設は経済性や居住性、メンテナンスなどを考慮すれば、5 00メートルが限界」と、建築構造家が指摘する。
  東京は新宿副都心をはじめ、品川・汐留・六本木・赤坂など 超高層ビルが林立するが、最も高いビルは横浜に、次ぎは大 阪、名古屋と続き、東京都庁舎の4位が一番高いのである。現 在、200メートルを超えるビルは17棟であるが、来年3月まで に3棟竣工するので20棟になる。その超高層ビルのベスト20 位を紹介する。

 

*世界・日本の超高層ビル・ランキングを紹介しているURL
http://www.asahi-net.or.jp

 
 
     

鉄道・電話・電力・ガスの公共企業が15を占める
01年度の申告所得ベスト50

=国税庁=

 

 

  国税庁は5日、2001年度中に決算期を迎えた資本金30億円以上の大企業3,569社の申告所得状況と、上位50 社を公表した。申告所得総額は15兆1,046億円で、IT(情 報技術)不況などの影響から前年度比20.4%の減少となっ た。
  また、上位50社のトップは別表の通り、3年連続でトヨタ自 動車の9,371億9,800万円と前年度比38.0%増となっ ている。携帯電話時代を象徴し、NTTドコモは前年比45.3 %増で2位、原発トラブル隠しの東京電力は同1.4%減で3位になるものの、関西電力は同82.7%増、中部電力41.4 %増とランクを上げている。
  この表を見て感じるのは、かつて上位を占めていた松下電 器、東芝、日立などの家電と銀行が50位から脱落し、銀行で は常連だった東京三菱銀行の名までが消えた。この他、住友 生命、ブリジストン、三菱商事、富士通なとがランク外となった が、新たにランクインしたのが、15位の東京海上、20位のKDDI、25位のNTTドコモ東海、26位のファーストリテイリング (ユニクロ)、29位のJR西日本で、50位以内では、NTTコミュ ニケーションズ、大阪ガス、東京ガス、リコー、アイク、セコム、スズキ、富士重工、NTTドコモ東北、日動火災、第一製薬、小 野薬品、信越化学、日本テレビの19社である。
  ところで10位のJR東日本、16位のJR東海、29位のJR西 日本の鉄道と、3位の東京電力、9位の中部電力、22位の東 北電力、27位の九州電力のベスト30位のランクインをどのよ うに評価するかである。
  国鉄分割による民営化以来の経営努力として評価すのか、 借金棒引きでの身軽な経営とみるのかである。一方の電力会 社も独占事業。利益確保よりも安全・安心・安定の重視と、電 柱の地中化を進めるべきである。また、東京ガス、大阪ガスも 含めれば50社のうち公共事業企業15社にもなる。高速道路 公団の民営化後もこうした申告所得になるのか!

 
 
     

都市開発、交通政策などで日韓都市開発協力会議を開催
阪神大震災の復興などを視察

 

  日本と韓国の都市開発を所管する行政部局が意見交換する 日韓都市開発協力会議が9日から13日にかけ、東京都内で行われた。会議の内容は、10日に都市交通政策、都市開発、 公園・緑地、下水道について実務担当者レベルで情報交換し、 全体会議では、日本側が都市再生問題を、韓国側は国土利用 体系の改変についての説明を行った。
  日本側の議題は、(1)鉄道による市街地分断の解消(2)民間活力による市街地の再開発促進(3)公園遊具の安全確保(4)合流式下水道改善の新行動計画などとなっている。
  韓国側は、(1)地理映像情報システムの構築を通じた都市行 政の効率化(2)ワールドカップ競技場を中心としたソウル・サンアム新都市造成計画(3)森林による気温低下の事例などを説明した。
  11日以降は阪神大震災で被災した神戸市と淡路島の復興状況を視察と、既成市街地が都市再生特別措置法に基づく緊急整備地域に指定された大阪市なども視察した。
  同会議は83年、第1回をソウル市で開催し、今回が20回目の開催。86年の第4回会議から「科学技術の分野における協力に関する日本国政府と大韓民国政府との間の協定」に基づく会議として位置づけられている。

 
みなとみらい21に建つランドマークタワー
296m、70階建て、1993年竣工
  漢江に映える大韓生命ビル
249m、60階建て、1985年竣工

 

 
 
     

消防法違反のビル名を公表

=神戸市消防局=

 

  『日経アーキテクチュア』(02年9月2日付)のトピック欄によると、神戸市消防局は重大な消防法違反のある2棟のビルに措置 命令を出すとともに8月8日付でビル名を公表した、と報じている。
 「ビル名が公表されたのは『キャラバンビル』(地下1階・地上8 階)と『ミソノビル』(地上3階)。東京・新宿歌舞伎町のビル火災から、神戸市内の雑居ビルを対象に査察したところ、784棟で消 防法違反が見つかった。その中でも特に重大な違反があった28棟のうち、26棟は改修工事に取りかかったが、キャラバンビルとミソノビルは改善の姿勢が見られなかったことからビル名の公表に踏み切った」と、している。
  キャラバンビルにはキャバクラや消費者金融、カラオケボックス など8店舗が入居。屋内消火栓の前にボードを貼り付けたり自動 販売機を設置していたりしていた。一方のミソノビルには喫茶店など3店舗が入居しているが、非難器具や非常ベルが設置されていないなどの違反があった。
  ビル名公表後、キャラバンビルは改修工事に取りかかったが、ミソノビルは改修のメドが立っていない。木造2階建てのはずが3階 建てに改築するなど消防法違反だけでなく建築基準法違反もしているので、神戸市消防局では今後、市住宅局と調整して対応を考える としている。
  消防法違反、建築基準法違反、手抜き工事、欠陥建築などさまざまな違反に対して行政は果敢に公表し、生命・財産を守ることに邁進して欲しいものである。