|
銀行の不良債権が一向に進まず、株価は下がればその分 不良債権が増える。イタチゴッコが続いている。この銀行の 32歳の年収1,200万円との話には俄かに信じられないが、
もし本当なら屍を食い漁るハイエナとおなじだ。
57年前、廃墟から立ち上げてきた日本経済は一にも二に もものづくりからであり、そして勤勉な労働力であった。「ジャ パンアズナンバーワン」などと言われだしてから日本の方向
が見失ってしまった。このままでは、先人が命懸けで築いた国を自らの国によって廃墟化することになりかねない。そこ で、『日刊工業新聞』12月11日付1面コラム(産業春秋)を転載した。この文章を呼んで、一人ひとりが猛省する糧にしたい。
| 60年前の大晦日、大本営はガダルカナル島からの撤退をようやく決めた。翌年2月1日から陸海軍1万630人が撤退した。房総半島の2倍ほどの、南半球の小島での戦死者は約8200人、戦病死者の大半がマラリアと飢えによる栄養失調だった。ガ島ならぬ「餓島」(飢餓の島)と呼ばれる悲しい理由だ
▼第2次大戦の戦場には「道端に屍が点々と続き、そして急速に白骨化していった白骨街道」(読売新 聞大阪社会部「戦場になった島」<角川文庫>)も。
このインド・ビルマ国境での「インパール作戦」の主力部隊第15軍、5万人のうち生存者は1万人▼前 者は兵力の逐次投入が、後者は指揮官の功名心が日本人の命をことさらに軽いものにした。あまつさえこの指揮官は戦後、自らの作戦、指揮の正当性を改めて主張さえしている▼バブル崩壊後12年。
不良債権処理の出口も見いだせず、デフレ経済克服もままならない国のリーダーや、景気低迷を業績不振の免罪符にして恥じない経営者、リストラで業績を回復させ自らの保身を図る、一将功成って万骨枯る型の経営者らが後を絶たない▼先の大戦の教訓が「二度と戦争はしない」だけでは、私たちも犠牲者の命を軽んすぎている。 |
520字の文章は端的に「今日の日本」を表している。こんな国にしたのは、国民一人ひとりの責任であることは確かである が、この身勝手な国民を上手に手玉に獲る政治屋、官僚たちである。
悪代官の前の越後屋(経営者)は弱いが、したたかでもある。 毎年1万人以上の戦死者(自裁)を出している国民の命をなんと心得ている。
|