QCC ニュース (12月20日号)
 
     
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JSCA建築構造士は専攻建築士の上位資格に!

=日本建築士会連合会専攻建築士制度=

 

 

  日本建築構造技術者協会(JSCA=大越俊男会長)の建築構造士の資格者は、日本建築士会連合会が来年に実施する専攻建築士制度の上位資格として位置づけされる見通しと、12月3日のJSCA記者懇談会席上、大越会長が公表した。
  専攻建築士制度に対しては、JSCAとしては建築構造士資格者の形骸化につながるとして建築士会連合会との折衝をしたきた。同構造士はAPECエンジニア同様に専攻建築士の6分野の上位資格としての位置づけとなる。
  日本建築家協会が統括建築士の分野で新たな建築資格制度を立ち上げる基本合意が交わされるなど、今後他団体との連携が進むことになる。

 
 
     

高知工科大学・研究棟をCM方式導入
見積もり参加会社279社

=CMRは希望社=

 

 

  朝日新聞盛岡支局ビルの建設に当てって、本体工事から電気・設備などをCMnetを通して分離発注が話題になった。
  今回の話題は、高知工科大学(高知県土佐山田町宮ノ口185)の新教育研究棟工事である。
  建築規模はSRC造・一部S造の地上5階建て、延べ床面積約6,196平方メートルで、実施設計は日建設計。施工に際してはCM方式を導入し、発注業務代行するCMR(コンス トラクション・マネージャ)に岐阜市の希望社が担当、見積もりを徴集する。
  建築本体・電気・機械の元請けおよび下請けの専門工事 業者やメーカーの見積もりを12月16日までに徴集した。先月25日の同工事発注説明会に370社が集まり、見積もり参加会社は279社となった。
  延べ床面積5,000平方メートル以上の建築物件は徐々に減少してきている。特に地方都市における大型建築物は大学研究所・大型病院・老人介護など公共施設とショッピン グセンターといったもの。その数少ない物件に業者が集中するためダンピング価格が起きる。
  今回のCMRの希望社がどんな見積もり采配をするのかに興味が集まる。それにしても300社の見積書の精査と選定基準はどのようになっているのか知りたいもの。

 
 
     

私たちも(先の大戦の)犠牲者の命を
軽んじすぎている

=日刊工業新聞(12月11日)コラム=

 

 

  銀行の不良債権が一向に進まず、株価は下がればその分 不良債権が増える。イタチゴッコが続いている。この銀行の 32歳の年収1,200万円との話には俄かに信じられないが、 もし本当なら屍を食い漁るハイエナとおなじだ。
  57年前、廃墟から立ち上げてきた日本経済は一にも二に もものづくりからであり、そして勤勉な労働力であった。「ジャ パンアズナンバーワン」などと言われだしてから日本の方向 が見失ってしまった。このままでは、先人が命懸けで築いた国を自らの国によって廃墟化することになりかねない。そこ で、『日刊工業新聞』12月11日付1面コラム(産業春秋)を転載した。この文章を呼んで、一人ひとりが猛省する糧にしたい。

  60年前の大晦日、大本営はガダルカナル島からの撤退をようやく決めた。翌年2月1日から陸海軍1万630人が撤退した。房総半島の2倍ほどの、南半球の小島での戦死者は約8200人、戦病死者の大半がマラリアと飢えによる栄養失調だった。ガ島ならぬ「餓島」(飢餓の島)と呼ばれる悲しい理由だ ▼第2次大戦の戦場には「道端に屍が点々と続き、そして急速に白骨化していった白骨街道」(読売新 聞大阪社会部「戦場になった島」<角川文庫>)も。 このインド・ビルマ国境での「インパール作戦」の主力部隊第15軍、5万人のうち生存者は1万人▼前 者は兵力の逐次投入が、後者は指揮官の功名心が日本人の命をことさらに軽いものにした。あまつさえこの指揮官は戦後、自らの作戦、指揮の正当性を改めて主張さえしている▼バブル崩壊後12年。 不良債権処理の出口も見いだせず、デフレ経済克服もままならない国のリーダーや、景気低迷を業績不振の免罪符にして恥じない経営者、リストラで業績を回復させ自らの保身を図る、一将功成って万骨枯る型の経営者らが後を絶たない▼先の大戦の教訓が「二度と戦争はしない」だけでは、私たちも犠牲者の命を軽んすぎている。

 520字の文章は端的に「今日の日本」を表している。こんな国にしたのは、国民一人ひとりの責任であることは確かである が、この身勝手な国民を上手に手玉に獲る政治屋、官僚たちである。
  悪代官の前の越後屋(経営者)は弱いが、したたかでもある。 毎年1万人以上の戦死者(自裁)を出している国民の命をなんと心得ている。

 
 
     

鉄筋コンクリート造に打ち勝つ鉄骨造の設計・施工
2月12日、東京・芝の建築会館で技術討論会

=サンプリング会=

 

 

  建築技術者らによる研鑚グループのサンプリング会(会長=矢部喜堂・清水建設技術研究所)は来年2月12日、東京・芝の建築会館ホールで、「ユーザーが求める鉄骨造を設計・施工するためには」を主題に、鉄筋コンクリート造に打ち勝つ競争力のある鉄骨造とは、をサブタイトルに技術討論会を開催する。後援は鋼構造出版、協賛は日本建築学会。
  鉄骨建築物の大半を占める、技術面でも注目されることが少なかったと考えられる中低層鉄骨にスポットを当て、鉄骨の設計・施工生産に携わるさまざまな人びとに問題点とその対応策
など建設的な意見や要望を提起し、聴講者との意見交換も行う
目的の技術討論会。
 

総合司会= 小幡  学(久米設計)
討論司会= 中込 忠雄(信州大学)
司会補佐= 山下 達雄(巴技研)
趣旨説明= 矢部 喜堂(清水建設)
細目テーマ= (1)「RC造建築物の設計・施工の現状とその特徴」
  設計者の立場から・大越 俊男(日本設計)
  施工者の立場から・諸井 陽児(清水建設)
  (2)「ユーザーが求める鉄骨造設計・施工するために、
  現状の問題点と今後に向けての課題・提案」
  行政者の立場から・西山  功(建築研究所)
  学術者の立場から・小野 徹郎(名古屋工業大学)
  設計者の立場から・向野 聡彦(日建設計)
  施工者の立場から・嶋    徹(戸田建設)
  鉄骨製作の立場から・草野 繁雄(デンコー)
  検査会社の立場から・安藤 純二(ジャスト)
  周辺業種の立場から・福富  守(スタッド協会)
討 論 会= 鉄骨の適正な品質とは?鉄骨の適正な価格とは?
追加変更の適正な処置とは?鉄骨生産の技術進歩とは?
最後のまとめ・田中 淳夫(宇都宮大学
開催日時= 2003年2月12日(水曜日)午後1時〜4時30分
会   場= 建築会館ホール(東京都港区芝5−26−20 JR・田町駅
徒歩2分、都営地下鉄浅草線・三田駅徒歩1分)
聴講定員= 先着200名
参 加 費= 1,000円(会員は無料)
申し込み先= 鋼構造出版(東京都中央区日本橋茅場町2−2−2)
電 話03−5642−7011
FAX03−5642−7077
 
 
     
 

*「QCCNEWS」2003年1月の5日・20日付を合併し、15日付とします。
この1年のご愛顧感謝します。良いお年をお迎えください。