QCC ニュース (2003年2月20日号)
 
     
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ファションホテルを老人介護ホームに
東京・文京区が3,000万円の補助金を予算化

 

 

  かつて都心の繁華街に林立していたファションホテル(ラブホテル)が経営権一代限りの風致条例もあって激減している中にあって、東京 ・文京区はファションホテル廃業に粋な試みを行うことで話題になっている。
  ファションホテルを老人介護施設や社会福祉施設に建て替えたり、 改修する際に、ベット・風呂などの設備品の購入費を上限3,000万円まで補助するといったもの。
  対象となるのは、設立予定の社会福祉法人が同区湯島3−29のファションホテル跡地(約1,000平方メートル)に建設中の特別老人ホーム(約100ベット)に対して、03年度予算案に地域環境向上事業として3,000万円を計上した。補助制度導入の理由として「住宅 地に隣接しているファションホテルは無くなった方がいいが、営業権もある。経営者から建て替えの相談があったので予算化した」とのこと。
  時代は変わったと言えばそれまでだが、少子高齢化で特別老人介護施設といった高齢者施設は作っても作っても不足だと言うが、ラブホテルから一足飛びに特老ホームに変わるとは驚きだ。それにしても3,000 万円の補助金制度もビックリした。
  同区はこの実績と区民の評価次第では04年度以降も予算化する方針だという。

 
 
     
 

アウトソーシングの増加で市場拡大
広がる大型倉庫・配送センター投資需要

 

 

  民間不動産調査会社の生駒データーサービスの調べによると、倉庫投資への新規増で市場規模が拡大しているとの調査結果がでている。 このことは、物流のアウトソーシングが急増してきたことで、大型物流施設の需要が安定してきていることにある。オフィスビルなどにみられる不動産投資会社がその安定需要に注目し、大型倉庫建設への投資に繋がっているのである。
  同社の発表した02年下半期賃貸倉庫・配送センター市況リポートによると、1万平方メートルを超える大型物流センターの新設・計画 が目立ち、資金調達方法として投資家をからめた証券化(ファイナンス)の事例が多くみられると指摘している。
  建設立地は、首都圏のほかは愛知が中心で、荷主は食品・スーパーマーケット・コンビニエンスストア・医薬品など消費者向けが大半を占めて いる。

 
 
     

14階建ての市営住宅が坪当たり34万〜37万円

=大阪市の物件4棟にみる工事分析=

 

 

 大阪市財政局がこのほど発注した共同住宅5棟のうち4棟の建設工事費を調べてみた。

 1)日東住宅第2期建設(大阪市浪速区日本橋東3丁目)は、
   SRC造・地上14階建て、延べ床面積約13,269平方メートル、
   落札価格は13億7,470万円。
   予定価格は14億1,663万円なので、97.0%。
   平方メートル当たり103,600円(坪当たり341,880円)。
 2)大宮住宅建設(大阪市旭区大宮5丁目)は、
   SRC造、地上14階建て、延べ床面積約9,569平方メートル、
   落札価格は10億4,500万円。
   予定価格は10億7,853万円なので、96.9%。
   平方メートル当たり109,200円(坪当たり360,360円)。
 3)敷津東住宅(1区)建設(大阪市浪速区敷津東3丁目)は、
   SRC造、地上15階建て、延べ床面積約11,086平方メートル、
   落札価格は12億2,400万円。
   予定価格は12億4,662万円なので、98.2%。
   平方メートル当たり110,410円(坪当たり364,353円)。
 4)敷津東住宅(2区)建設(大阪市浪速区敷津東3丁目)は、
   SRC造、地上14階建て、延べ床面積約7,979平方メートル、
   落札価格は8億9,980万円。
   予定価格は9億1,582万円なので、98.3%。
   平方メートル当たり112,770円(坪当たり372,141円)。

  予定価格の約97%〜98.3%で落札されており、理想的な入札といえよう。だが、坪当たりの工事単価が約34万円〜37万円とはかなり廉価である。一般の共同住宅(マンション)でも平均工事価格は60万円前後である。地上14階建て、延べ床面積約1万平方メートル前後 の物件では坪当たり70万円を超える。
  建設工事費が低迷し、建設不況が十数年続いている。官庁工事は適正価格であったはずが、いつのまにか一般市況に大きく左右され、廉価傾向になっている。建設デフレの一翼を担っているとしか思われない。
  受注された地元中堅ゼネコンは品質を維持し、かつ赤字を出さないで努力されるのでしょうが、建設予定価格の再考が必要である。

 
 
     

低層鉄骨建築の不良施工は
建築主も責任の一端を担う時代
「受入れ検査」専門の非破壊検査会社の活用

 

 

  相変わらず2、3階建ての低層鉄骨建築の施工不良、手抜き工事、 欠陥溶接が指摘されている。鉄骨建築の90%前後が4階建て以下の低層建築物であるので、建築行政や建築団体が把握できないのも分かるが、地方の中小設計事務所が鉄骨構造とその溶接の知識が無いことと、適正な建築工事費で受注していないことから、ゼネコンの下請け業者である鉄骨加工業者(ファブリケーター)を単価だけで選定することからトンデモナイ鉄骨が建つことになる。
  変形した土地に建つ、低層建築物はセットバックに加え、複雑な意匠のため鉄骨ディテールは一段と難しくなる。木より鉄は丈夫で、加工しやすいと思っているが、材質そのものでは硬く、曲げやすいが、接合部の溶接部が適切な品質になっていないと木造よりも怖いのである。
  もし彼方が、鉄骨造の建築物を建てるなら、こんな点に注意して設計事務所、ゼネコン担当者に確認してください。

 1)適切な鉄骨加工業者を選定しているか!
   国土交通省の認定を取得している鉄骨加工業者で、技術者・技能
   者がいて、品質管理の体制があるかどうかを確認する
 2)発注段階で要求品質を明確にする!
   建築基準法などに沿った設計図書、材料、溶接方法、検査方法な
   のかを確認。また、品質レベルと建設費は比例します
 3)自主検査の結果を照会する!
   鉄骨加工業者に検査部門があり、自主検査すなわち品質確認を1
   00%社内で行っていますので、そのデータををもとに説明をうける
 4)信頼できる検査会社を選定する!
   鉄骨加工業者の社内検査(自主検査)だけでなく、設計事務所・ゼ
   ネコンが設計監理・品質管理のために行う「受入れ検査」(第三者検
   査)を必ず確認する。この場合、受入れ検査専門の検査会社を選定
   することが大事である

  当社は・CIW認定非破壊検査事業者・一級建築士事務所・耐震診断および補強設計・コンクリート調査および診断業務の「受入れ検査」専門の非破壊検査会社です。