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国土交通省発表による建築物着工統計の平成13年4月−14年1月によると、前年比8.2%減。構造別で、S造(鉄骨)10.0%減、SRC造(鉄骨鉄筋)14.0%減、RC造(鉄筋コンクリート)0.7増。14年4月−15年1月の前年比8.2%減で、S造3.9%減、SRC造16.4%減、RC造4.0%減となっている。この数年の傾向ではRC造は極端な増減はないが、S造・SRC造の減少しているが、SRC造は4年続けて十数パーセントの減少となっている。「建築が減少する中で、鉄骨造からRC造に代わっている」と指摘する要因である。
そこで、鉄骨造の優位性を確認するシンボジウムが行われた。その主旨を専門紙の社説が述べている。
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「RC造に打ち勝つ競争力のある鉄骨造とは」こんなテーマのもと、鉄骨造建築業界に携わる技術者が、RC造に真正面から取り組むも催しを2月21日、東京・港区芝の建築会館ホールで開いた。この企画は、鉄骨造建築に携わる設計・施工・検査技術者ら組織するサンプリング会(矢部喜堂会長)が主催したもので、討論のおもな骨子は「ユーザーが求める鉄骨造を設計・施工するためには」であった。
聴講者の多くは「鉄骨造とRC造の比較が新鮮だった」との感想もあり、産・官・学から200名を超えた。会場を建築会館であったことが象徴的であり、議論の対象を鉄骨造の大半を占める中・低層建築物としたことにも意義があった。
最近、超高層建築物の領域は、これまで鉄骨造とされてきたが、この分野にRC造建築物の進出がめざましくなってきている。このことはゼネコンが、現場の一貫施工と管理ができるRC造に対して、鉄骨造は「設計・施工・製作の三者が一体となった生産システムが構築されているか」といった反省がある。建築基準法改正や技術規定のあいまいさ、法改正施行後に露見した「法体系と経済活動の乖離」などをみると、改正基準法に関しては「阪神大震災の教訓」や「性能設計の思想」が明確でない。「安全な建物」を供給するシステムが未成熟で、「安全」という建築基準法の基本が主軸になっていないといった声も聞かれている。
「なぜ鉄骨造でなく、RC造なのか」これまで鉄骨造の領域であった超高層住宅がなぜRC造で建設されているのか、そんな疑問を解き明かすことが鉄骨造の将来の礎になる。鉄骨造建築物の減少といった一側面だけに不安を煽るのではなく、RC造の実態・実情や課題を学び、そこから鉄骨造を模索する。
たとえば、実際に建っているRC造建築物を鉄骨造で設計したならばどのようになるか、構造設計やディテール、鉄骨製作、現場施工、コストなどを含め徹底検証し、その結果を「RC造との徹底比較」として公開討論できれば理想的である。今回の討論会は、そのような可能性に結びつくことに期待する。
記事転載:「週刊鋼構造ジャーナル」(2月24日付 社説)
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