|
 |
|
| |
QCC ニュース (2004年2月5日号)
|
|
| |
|
|
| |
バックナンバーを読む>> |
|
| |
|
|
|
| |
世界の粗鋼生産は9億6,346万トンの21.2%増
中国一国で2.2億トン、アジア18ヵ国・地域で4.4億トン
|
|
|
|
|
| |
国際鉄鋼協会(IISI)がまとめた03年1月−12月の世界粗鋼生産は前年に比べ6.8%増の9億6,246万8,000トンで過去最高を更新した。その最も大きい要因は経済成長著しい中国で、鉱工業生産の発展とともに鋼材需要が拡大し、同21.2%増の2億2,011万5,000トンと一国で初めて2億トンを超えた。主要63ヵ国・地域の粗鋼生産は同6.7%増の9億4,514万トン。
中国に次いで2位の日本は、1億1,051万トンで同2.6%増であったが、中国など東アジアへの輸出増によるもので、鋼材価格も上昇した。3位はアメリカの9,136万トンで、0.2%減と主要国では唯一減少である。4位はロシアで6,132万5,000トンの2.6%増、5位は韓国の4,630万6,000トンの2.0%増となっている。
その他で、大幅に増加した国は、ウクライナ3,671万トン(9.9%増)、インド3,177万9,000トン(10.3%増)、ブラジル3,111万トン(5.1%増)、台湾1,890万トン(3.7%増)。アジア18ヵ国・地域の合計は、同11.8%増の4億4,055万1,000トンで、世界粗鋼生産の47,8%を占めている。
なお、わが国の経済産業省製造産業局の予測では、中国の粗鋼生産量は北京オリンピクの08年には約3億3,000万トンを超えるとみており、日本企業の中国生産拠点化はまだまだ進むとみている。
|
|
|
|
| |
|
|
|
| |
中国建築界にも鉄骨建築の需要増大に
日本企業の進出に次いで、大規模鉄骨製作工場の計画
|
|
|
|
|
| |
中国の経済成長は北京オリンピックを経て、10年の上海万博まで上昇基調が続くというのが大方の見方である。その中国の建築物は、都市部の超高層ビルをはじめ高層住宅など旺盛な需要に支えられている。低層のコンクリートとレンガ造から高層の鉄筋コンクリート(RC造)に取って代わってきた構造体だが、ここにきて鉄骨(S造)建築物が増えてきた。
建築鉄骨を製作する工場は造船所、重工業、プラント・製罐など大規模工場で手掛けてきたが、85年に大連郊外にエモト(防府市)が合弁企業・中国江本を設立し、脚光を浴びた。松尾橋梁が97年上海郊外に独資で上海松尾鋼結構を設立。98年には川田工業が合弁企業・上海上船川田鋼結構を、99年川崎重工業が合弁企業・上海中遠川崎重工鋼結構を設立し、建築鉄骨ニッポンの技術移転が行われてきた。この数年の進出はないものの、大手橋梁会社の計画が取り沙汰され、まだまだ中国進出は続くものと思われる。
一方、中国建築構造設計業界は鉄骨建築物の優位性を認めるなど、S造に関心が高まっている。そうした背景もあって、中国資本と日本の技術支援による月産1万トンの大規模鉄骨工場計画をはじめ、月産1,000トンクラスの鉄骨工場が上海周辺に増えている。
北京オリンピック開幕までに、上海浦東地区金融特区に森ビルの子会社が建設する101階建て、地上492メートルの「上海環球金融中心」は、鉄骨鉄筋コンクリート(SRC造)で鉄骨を4万トン以上使用することから前述の日系企業はじめ中国鉄骨工場まで熱い期待が寄せられている。
経済発展が鉄鋼需要を増大させ、建築物の品質を高めるためにS造に転化するなど当分の間、中国建築界から目が離せないものがある。
|
|
|
|
| |
|
|
|
| |
東京駅八重洲口に205メートルの超高層ツインタワー
延床面積35万平方メートル、第1期工事は今夏着手
|
|
|
|
|
| |
東京駅丸の内の新「丸ビル」人気が、反対側の八重洲地下街にも及び、思わぬ収穫につながったといわれている。その八重洲口に200メートルを超える超高層ツインタワー計画が進んでいる。
この計画は、JR東日本を出頭に、三井不動産、国際観光会館、鹿島八重洲開発、新日本石油の5者が「東京駅八重洲開発計画」として、今年夏に着工し、全体を2期に分けて開発を進め、全体完成は11年春の予定。
建築概要は、超高層の北棟(地下4階・地上42階建て、高さ205メートル)と南棟(地下4階・地上41階建て、高さ205メートル)を、低層の中央部(地下4階・地上4階建て、高さ30メートル)でつなぐ構成。延べ床面積約35万平方メートルである。
この設計は、統括設計を日建設計・JR東日本建築設計事務所JVが担当。デザインアーキテクトにはマーフィ/ヤーン・Inc(米国)を起用している。
工期は、第1期工事(南棟全体と北棟の超高層部分)を04年夏〜08年春、第2期工事(北棟の残りの部分と中央部)が08年春〜11年春を予定している。
一方、丸の内の「新丸ビル」の建替え計画も発表された。地下3階・地上38階建て、延べ床面積約19万5,000平方メートル、高さ198メートル。今年夏に着工し、07年度に完成予定。こうした丸の内・八重洲の超高層計画は、東京駅丸の内駅舎の未利用容積を活用した「特例容積率適用区域制度」によるもので、東京駅周辺だけでなく有楽町駅前再開発まで適用される。
|
|
|
|
| |
|
|
|
| |
清水建設の技術研究所「新本館」完成
「開発広場」をコンセプトに最新技術の殿堂
|
|
|
|
|
| |
清水建設は創業200年記念行事の一環として技術研究所(東京・江東区)に建設を進めてきた新本館が昨年12月に完成した。同本館は顧客とのコミュニケーションの場にする一方、産学官の連携・交流、異業種との交歓・交流を積極的に行える「開発広場」をコンセプトに設計されている。
建物の概要は、S造・一部RC造、地上6階建て、延べ床面積約9,634平方メートル。頂部に免震装置を設置した6本のコンクリート円柱上に、鉄骨トラスで外周を組んだ鳥かご状構造の独特な建物。工期は1年3ヵ月、建設費は28億円を投じている。
建物の使い方の変化に柔軟に対応し、新技術の実証の場としても利用できるようSI(スケルトン・インフィル)型建築物とし、建物の全寿命を延ばし、二酸化炭素の排出量削減と省エネルギーを備えた設計。これらを実現するため、独立柱の柱頭免震構造や鳥かご状構造などの構造技術をはじめ、「TMAX蓄熱空調」「タスク&アンビエント空調」などの高効率空調・証明システム、「火災フェーズ管理型防災システム」「ドレンチャー水幕型防災システム」など最新の防耐火システムを採用している。
また、屋上の緑化をはかるなど一般オフィスビルに比べてライフスイクル二酸化炭素を36%削減される計画。
|
|
|
|
| |
|
|