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QCC ニュース
(2005年10月5日号)
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羽田空港国際線3施設のPFI事業者入札
=D滑走路開通と同時の09年12月完成=
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羽田空港の再拡張事業(4番目のD滑走路)が来年4月からいよいよ着工する。一方、新設する国際線地区は、第一旅客ターミナル西のA滑走路に隣接する旧空港ビル跡地99ヘクタールに建設する。国際線エプロン、国際線旅客ターミナルビル、国際貨物ターミナルの3施設事業をPFIおよびSPC(特別目的会社)で行い、総事業費は約2,000億円を見込んでいる。
そのPFI事業者の第一次審査は9月8日に行われ、清水建設グループ、大成建設グループ、前田建設工業グループの3者が第二次審査に進むことになった。第二次審査は12月2日に受け付け、来年2月に落札者と基本協定を締結し、落札者であるPFI事業者が設立するSPCと3月に事業契約を結ぶ。SPCは09年9月に整備した施設を国土交通省に引き渡し、同年12月から使用開始する。PFI事業の実施期間は契約から30年間の35年3月31日まで。
羽田空港の国際線化は09年12月から段階的に実現する。東アジアの経済拠点である東京。そこにハブ空港ができれば、衛星都市である川崎・横浜・さいたま市とのアクセツ整備されれば国際都市東京の経済活性化に寄与するところ多大である。
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「北の丸スクエア」をリート最大の815億5,550万円
ビル証券化で都心一等地が物件獲得競争を激化
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今月3日から日本郵政公社は民営化を前に投資信託業務を開始した。郵便預金は人口を超える口座数、預金1,000万円を超える大口預金者150万人など問題がクローズアップされているなか、投資信託に移す手段もあり、なかなかの高等戦術に思えてならない。
投資信託と言えば、オフィスビルやマンション、ショッピングセンターなどを対象とする不動産投資信託(REIT)による不動産投資熱が盛んである。このことは個人投資家に浸透し始めている。やはり銀行預金のゼロ金利を嫌って、確実に株式投資や不動産投資に転嫁されてきている。特に不動産投資のREITは比較的低リスクで、しかも投資利回り4−5%は確保されているため、一般投資家からの資金調達も容易になっている。
そうした不動産投資市場に海外マネーの流入もあって都心一等地のミニバブル化し、地価が上昇している要因でもある。地下上昇による運用成績がファンドの優劣がはっきりするため、優良物件の獲得競争が激化する傾向になっている。
今年8月、REITによる単体物件では最大の入札が行われた。千代田区・九段北の旧日本勧業銀行跡地に建設中の「九段北プロジェクト(北の丸スクエア)」がジャパンリアルエステイト(三菱地所子会社)が815億5,550万円で落札し、06年2月24日特定目的会社(SPC)のパレスビュー(渋谷区)が取得し、管理運営する。
北の丸スクエアの概要は、<1>建築主=三菱地所、東急不動産、ドイツ証券 <2>建物規模=敷地5,821平方メートル、S造・一部SRC造、地下3階・地上26階建て、延べ床面積約5万8,969平方メートル <3>用途=低層部は商業施設、中層部はオフィス、16階以上はマンションの複合ビル <4>設計=三菱所設計、施工=鹿島 工期=04年2月着工、06年1月完成
ビルのREIT化によって、建物の品質保証が一段と厳しくなり、ゼネコン任せにしていた建築検査を、設計・監理担当の設計事務所に移管し、その検査記録の保全・管理の方向になりつつある。
あるREIT会社が中古ビル購入に際し、構造設計事務所に耐震診断したところ予想外の補修項目に驚き、契約に至らなかった。ビル証券化が建築物の品質向上につながれば、それなりに評価されてもいい。
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「ヤマト運輸」、「佐川急便」で宅配便70%を占める
=29億638万個(前年比2.5%増)、20年連続増加=
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郵政民営化法案が否決され総選挙。「改革自民党」の圧勝。与党3分の2以上の議席数もあるので、今国会の可決成立する前提で国会審議。
解散以前は「民営化すれば過疎地の郵便局は無くなる」と単純な心配から反対する人。「民営化すれば郵便局にコンビニも併設できる」と気楽な発想で賛成する人など、勝手な意見が罷り通っているが、民営化後の郵便局については誰も明確な予測は立てられないほど複雑で難解な要素を含んでいる。
小泉首相が「官業が民業を圧迫している」と言っている民業は宅配業界である。その代表であるクロネコ・ヤマト運輸の元会長・社長の小倉昌男(80歳)さんが郵政民営化国会を前にし、奇しくも今年6月30日に亡くなられた。総務省(郵政省)・郵政公社を相手に闘いながら配送改革を成し得た功績は大きい。
ヤマト運輸の「宅急便」が存在していなかったら、小泉首相の「民間で出来ることは民間で」とはとても言えなかった。その宅配便・航空利用便が前年実績を毎年超えている。
国土交通省がまとめた04年度宅配便(34便)の取り扱い実績は、29億638万個(前年比2.5%増)である。84年度から統計調査して以来20年連続で増加している。
主力のトラック便シェアは「宅急便」(ヤマト運輸)が10億5,892万個(シェア比率36.8%)、「佐川急便」(同名)は9億6,893万個(同33.7%)と、この2社で70.5%とさらに寡占化してきている。
3位は「ペリカン便」(日本通運ほか19社)3億4,923万個(同12.1%)、4位に「フクツー宅配便」(福山運輸ほか10社)2億9,752万個(同10.3%)、5位「カンガール便」(西濃運輸ほか23社)1億3,972万個(同4.9%)、6位「名鉄宅配便」(名鉄運輸ほか10社)2,162万個(0,8%)である。
このほか、航空利用運送は「スーパーペリカン便」(日本通運)以下33便の合計3,058万個で前年度より4.4%増えた。
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<今月の雑感>
RC造・梁S造のハイブリット構法が目指すものは!
=超高層鉄骨構造の領域を覆す強高度コンクリート=
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大手・準大手ゼネコンはこぞって強高度コンクリートを使ったRC、PCaによる柱と、S造梁による独自の接合技術で一体化するハイブリット構法の開発・実用化が進んでいる。
清水建設がこのほど発表したハイブリット構法「シミズNewRCSS構法」は、既存構法よりも強高度で耐震性の高い建物構を構築できるのが特長で、建物高さは従来の2倍に当たる60メートルまでの建設が可能になるといっている。
また、鹿島は超高層住宅用の「スーパーRCフレーム構法」や中低層建築向けの「ニューNEOS構法」を組み合わせた新構法「ハイブリットマルチタワー」を神奈川工科大学情報学部棟で採用したと発表している。
ハイブリット構法は、強高度コンクリート(HRC)の出現から高層・超高層建築のRC構造に浸透・普及してきたことにある。都市再開発など大規模開発における超高層建築の商業施設・業務施設・公益施設・共同住宅といった複合建築物では、施工の合理化・省力化による工期短縮・コスト削減などの要求から柱材をRCおよびPCa造に、梁材をS造にする構法が採用され、順次一般化されてきた背景がある。
S造による超高層建築は、柱材は四面BOX構造のS造、円形鋼管およびCFT(鋼管充填コンクリート)造は工場製作、現場組立のため工期短縮ができ、かつ高い品質管理が行えた。その代表が品川・汐留などの超高層オフィス開発であり「六本木ヒルズ」や「東京ミッドタウン」であるが、そのS造領域がHRC造に置き換えられつつある。
建築構造のS造、RC造のボーダレスが進めば当然ハイブリット分野が確立するのも必然。CFT造などはS造でもRC造でもない構造で、ハイブリットの範疇に入るものと思われていたが、87年の日本建築学会「鉄骨鉄筋コンクリート構造計算規準・同解説」でSRC造の一角を占める構造になった。
ここで、思うのは各社各様に開発され、日本建築センターの性能評定を取得されたハイブリット構法を設計事務所、ファブリケーターなど建築業界どのように対応すべきかである。また、梁材を製作するファブに対する梁鉄骨ディテールや品質規準、さらには非破壊検査規準である。
CFT造の日本建築学会の67年「鋼管コンクリート構造設計基準・同解説」87年「鉄骨鉄筋コンクリート構造計算規準・同解説」で明確になり、普及促進に新都市ハウジング協会CFT造普及委員会が寄与してきた。
ハイブリット構法についても03年から5カ年計画で、柱材RC造、梁材がS造の「RCS造」、RC造連層耐震壁とS造骨組みの「HWS造」、炭素繊維などの新素材・新技術を使ったハイブリット構法の明確な設計基準規準・設計計算規準を期待したい。
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<お知らせ>
社団法人日本溶接協会・ロボット溶接研究委員会/成果報告会&シンポジウム
『建築鉄骨ロボット溶接における最適施工技術の研究・開発』 |
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| 開催日時 |
平成17年11月12日(土) 11:00〜17:30 |
| 場 所 |
財団法人日本溶接技術センター 講堂(神奈川県川崎市) |
| 主 催 |
社団法人日本溶接協会 |
| 企 画 |
ロボット溶接研究委員会 |
| 共 催 |
財団法人日本溶接技術センター |
| 協賛団体 |
AW検定協議会、AWA認証機構、(社)日本ロボット工業会、日本エンドタブ協会 |
| 後 援 |
(株)鋼構造出版、産報出版(株) |
| 参加料金 |
1名様10,000円(テキスト代・昼食代・消費税含む) |
| 定 員 |
200名(定員になり次第、受付締切り) |
| 申込み先 |
〒101-0025 東京都千代田区神田佐久間町1−11 産報佐久間ビル内
日本溶接協会・業務部(担当:作道)
電話03−3257−1524 FAX03−3255−5196 |
| 振込み先 |
三井住友銀行 神田駅前支店 普通預金宸P46921
(社)日本溶接協会 |
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<プログラム> |
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| 開会挨拶 |
日本溶接協会・ロボット研究委員会 委員長 大嶋 健司 氏 |
| 講 演 |
立向きロボット溶接金属部の入熱と強度、靭性について
信州大学教授 中込 忠男 氏
溶接始端部が接合部の性能に与える影響について
丸岡義臣技術研究所所長 丸岡 義臣 氏
柱−梁フランジ継手部の溶接始端部用新型固形タブについて
スノウチ取締役技術部長 石橋 力 氏
建築鉄骨溶接ロボットの型式認証制度について
神戸製鋼所溶接カンパニー技術顧問 竹内 直記 氏 |
| 技術紹介 |
ロボットメーカーの新技術・新製品紹介<五十音順・順不同>
株式会社神戸製鋼所
「鉄骨天吊マルチワーク溶接システムについて」
コマツエンジニアリング株式会社
「フルデジタルスライドタンデム溶接システム」
株式会社ダイヘン
「アルメガ新製品紹介(アーク溶接、スポット溶接最適化ロボット)」
ユニバーサル造船株式会社
「当社の新技術・新製品紹介」(仮題) |
| 閉会挨拶 |
日本溶接技術センター 会長 入江 宏定 氏 |
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