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建築鉄骨の柱材である冷間成形角形鋼管(コラム)の小径コラムのBCR国土交通大臣認定取得に向けた動きが進んでいる。
阪神大震災以降の鉄骨建築物に対する耐震性、安全性の重視から、柱材に使用されるBCR(ボックス・コラム・ロール)、BCP(ボックス・コラム・プレス)化が進んでいるが、低層建築に採用されている150ミリ径や175ミリ径の小径コラムのBCR認定化を求める声が高まっていることから、200ミリ以下の認定申請の動きが出てきている。このサイズにはJIS規格製品のSTKR400、同490が使用されているが、BCR化によってSTKRの需要が激減するものと思われる。
コラム認定製品は、SN材(建築構造用鋼材)を使った<1>BCR295は200×200ミリ(径)×6ミリ(板厚)〜550×550ミリ×22ミリ。また、<2>BCP235、<3>325は300×300ミリ×9ミリ〜1000×1000ミリ×40ミリ。<4>BCP325T(高性能鋼材)は300×300ミリ×12ミリ〜1000×1000ミリ×40ミリの4種類認定に分けられている。
小規模建築物の柱材に使用されるサイズの100〜175ミリでは主にJIS材のSTKRであるが、このほど日本鉄鋼連盟の製品規定を変更し、200ミリ以下をBCR化に向けて性能評価の取得作業を推進してきたこともあり、小径コラム認定化が具体的になってきた。
コラム06年度生産量は、BCRが約60万トン、BCPが約22万トンの82万トン規模と年々需要が回復している。高層公共建築やオフィスビルの柱材の4面プレート・ボックスからBCPコラムに移行したこともあり、この数年の需要増で20万トンを超え、昨年22万トンで今年は24万トン超と予測されている。
一方、BCRは大型ショッピングセンター、大規模な物流センター・倉庫施設、3階〜6階建て高層工場棟などの旺盛な需要が続いており、70万トン規模へと増産傾向にある。こうした背景もあって、BCRメーカーは付加価値の高い小径コラム認定へ意欲的になっており、すでに認定申請をしたメーカーもあり、小径コラムの認定化時代を迎えることになる。
建築鉄骨750万トンの約3分の1を占める250万トンがコラム柱・H形梁構造の鉄骨と言われている時代。その柱材が全て認定製品化することで、耐震性、安全性がますます確保しやすくなると思われる。
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