QCC ニュース (2007年11月5日号)
 
     
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羽田空港国際線旅客ターミナルの施工者選定手続開始
総延べ面積約22万平方メートルを4工区で発注
=入札締め切り11月6日、同月30日選定=

 

 

 韓国、中国など東アジア各都市への新たな空の玄関口になる東京国際空港(羽田空港)の国際線地区旅客ターミナルビル建設工事の入札手続きが始まった。
 羽田空港再拡張事業の一環として、PFIで施設整備・事業運営するもので、日本空港ビルディングを代表するPFI事業者(東京国際空港ターミナル)が設立した特別目的会社(SPC)が10月16日、建設工事の総合評価方式一般競争入札を公告した。総延べ床面積約22万平方メートルに上るビル・駐車場の工事を4工区(A〜D)に分けて発注される。
 4工区の内訳は、A工区(旅客ターミナルビル・南ウイング=S造・地上3階建て)同2万6,000平方メートル、最も規模の大きいB工区(旅客ターミナルビル本館、連絡通路、供給処理棟など=S造・地上5階建て)延べ床面積約11万5,000平方メートルとなっている。C工区(旅客ターミナルビル・北ウイング=S造・地上3階建て)同1万2,000平方メートル、D工区(空港利用者駐車場=S造・地上7階建て)同6万7,000平方メートルの工区内容となっている。
 旅客ターミナルビルの設計は、「羽田空港国際線PTB設計共同企業体」梓設計(代表企業)、安井建築設計事務所、三菱地所設計、シーザー・ペリアンドアソシエイツ・ジャパンで構成。
 1つのJV(2〜3者構成)が複数の工区の入札に参加でき、全工区の工事を受注することも可能になっている。入札は11月6日に参加者申請を締め切り、同月30日に実施し、落札者とは08年1月末までに契約を結び、5月初旬に着工、10年7月末の完成を目指す。なお、供用開始は再拡張事業で整備する沖合に建設中の4本目の滑走路と同じ10年10月の予定にしている。

 
 
   
 
東京−名古屋のリニア新幹線建設費4−6兆円
JR東海が試算、自力建設の可能性を示唆
 

 

 東海旅客鉄道(JR東海)の発表によると、2025年に開業をめざしている東京−名古屋間のリニア中央新幹線は、用地買収を含む建設費を4兆−6兆円と試算した。同社の投資余力を勘案すれば自力での建設は可能との見解を明らかにした。
 リニア新幹線の1キロメートル当たりの建設費は、都心部の大深度地下で300億−400億円、山岳地帯のトンネルで80億円となり、平均で150億−200億円と試算。東京−名古屋を最短で結ぶ280キロメートルを前提とすれば総額4兆−6兆円となる。
 JR東海の収益構造をみると、設備投資に回せる資金が毎年3,000億−4,000億円規模であることから、この大部分をリニア建設費に充てれば25年の完成は可能との試算である。
 東京−名古屋間のリニア新幹線の所要時間は約40分。名古屋−大阪間の在来新幹線は約50分。東京−大阪間を最短約1時間30分となる。乗り換え時間を含めても約2時間以内で結ばれ、航空機に並ぶ時間となる。同社の予測では、「航空機から1日3万人の乗客が移行すれば、開業初年度から黒字は可能」と見込んでいる。
 山梨県内のリニア実験線を総額3,550億円投じて13年度末までに42.8キロメートル延長し、実用化に向け12両編成、時速500キロメートル走行試験など実施し、東京−名古屋の営業路線の一部として活用する見通し。

 
 
   
 
清水建設が「WWFゴールドパンダ賞」受賞
自然保護活動に貢献
 

   清水建設は、世界最大の自然保護団体NGO(非政府組織)である世界自然保護基金(WWF)が展開する活動に大きく貢献したとして、「WWFゴールドパンダ賞」を受賞した。
 1961年にスイスで発足したWWFは、絶滅危惧種の保護、森林や海洋の維持可能な開発の推進、科学物質による汚染の防止活動など100カ国を超える地域で展開している。ゴールドパンダ賞は、その活動に対する資金的、物的な貢献を果たした個人、グループ、企業、団体に贈られる。清水建設は、90年以来、管理専門家を日本組織のWWFジャパンに派遣し、管理組織能力の向上に貢献したことが評価された。同賞は広告宣伝会社の博報堂も受賞。