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建築経済研究所が発表した建設投資見通しによると、09年度の名目建設投資額は44兆7,800億円(前年比5.8%減)の見込みで、31年ぶりの45兆円割れとなる。同研究所による1月調査よりも約1.2兆円の下方修正となった。
ただし、この見通しには政府が今国会で決定する09年度補正予算(経済危機対策)が織り込まれていない。同予算案が通過すれば建設投資額は08年度と同水準まで引き上げられると予測しているが、その場合でも、民間設備投資や住宅投資への波及は10年度以降にずれ込むとみられている。
09年度建設投資見込みの内訳を見ると、政府建設投資が16兆3,600億円(同2.4%減)、民間住宅投資が16兆0,400億円(同6.0%減)、民間非住宅投資が12兆3,800億円(同9.8%減)となっている。民間非住宅建設投資も景気低迷で企業の設備投資が落ち込むことが影響し、2年ぶりのマイナスになる見通し。民間非住宅投資のうち、建築投資は7兆5,600億円(同13.4%減)、土木投資は4兆8,200億円(同3.6%減)である。
建築投資を着工床面積でみると、事務所が614万平方メートル(同14.7%減)、店舗が840万平方メートル(同0.0%)、工場が877万平方メートル(同29.5%減)、倉庫が654万平方メートル(同10.0%減)である。
一方、政府建設投資の内訳は、建築投資が1兆7,800億円(同2.2%減)、土木投資が14兆5,800億円(同2.4%減)である。ただし、補正予算が執行された場合は、政府建設投資に2兆5,000億円から3兆円の上積みが見込まれ、その建設需要増によって民間設備投資に波及効果を呼ぶものと見られている。 |