|
 |
|
| |
QCC ニュース No.121号 (2010年2月5日号) |
|
| |
|
|
| |
バックナンバーを読む>> |
|
| |
|
|
|
|
国内建設投資 10年度は40兆円割れ
政府・民間とも大幅減 ピーク時の45%に
=建築経済研究所見通し=
|
|
|
|
|
| |
国土交通省所管の財団法人建設経済研究所が25日まとめた10年度国内の名目建設投資額予測は、物価変動を反映した名目ベースで09年度見通し比10.4%減の37兆6,900となった。40兆円を割り込むのは1977年以来、33年ぶりで、ピーク時の92年度の83兆9,708億円の約45%まで縮小する見込み。
10年度の内訳は、政府建設投資が14兆8,800億円(09年度見込み比20.9%減)、民間住宅投資が12兆6,900億円(同0.2%減)、民間非住宅投資が10兆1,200億円(同4.6%減)と予測。新政権による政府投資は、公共事業の大幅削減や抑制策と民間企業の設備投資の回復遅れなどを受け、昨年10月公表の前回予測から3兆9,100億円の下方修正となった。
10年度の民間住宅投資は、新設住宅着工戸数は82.4万戸(09年度比7.3%増)と推計しているが、09年度が76.9万戸(同26.0%減)と大幅に落ち込もとみているための反動増としている。一方、民間非住宅投資のうち、建築投資は6兆3,200億円(同6.9%減)、土木投資は3兆8,000億円(同0.5%減)と予測。民間企業の設備投資意欲の冷え込みが続いており、建築投資の回復は11年度になると推測している。
政府建設投資については、建築投資が1兆9,300億円(同28.8%減)、土木投資が12兆9,500億円(同19.5%減)と、どちらも大幅減を見込んでいる。 |
|
|
|
| |
|
|
|
|
12月の鉄骨需要量30万トンを辛うじて維持
09年(前年比33.4%減) 410万9,800トン
|
|
|
|
| |
国土交通省が1月29日に発表した建築物着工統計によると、09年12月の建築物面積合計は9,420千平方メートル(前年同月比21.7%減)で、前年対比14ヵ月連続で2ケタ台減少が続いた。
▽建築主別では、公共建築物が688千平方メートル(同8.8%増)の5ヵ月ぶりの増加。民間建築物は8,732千平方メートル(同23.3%減)と、14ヵ月連続の2ケタ台での減少が続いている。
▽建築用途別では、居住建築物は6,160千平方メートル(同10.2%減)、非居住建築物は3,261千平方メートル(同36.8%減)で、住居・非居住建築物とも大幅減である。
▽構造別では、鉄骨系建築物では、S造は3,008千平方メートル(同33.7%減)、SRC造が124千平方メートル(同65.1%減)となり、S造は前年比の3分の1と大きく下回っている。RC造は2,006千平方メートル(同26.1%減)で、S造もRC造も減少が続いている。
▽鉄骨需要換算では、S造は30万0,800トン、SRC造は6,200トンで、1万トンを下回ること5ヵ月連続となっている。鉄骨の合計が30万0,800トン(同34.9%減)と、辛うじて30万トンを維持した。09年実績(1−12月)は410万6,800トン(前年比33.4%減)の3分の1に激減した。 |
|
|
|
| |
|
|
|
|
09年の建設就業者数517万人 2年で35万人減少
製造業・サービス業に次ぐ減少幅
|
|
|
|
| |
総務省が1月末に公表した調査によると、建築業の就業者数減少幅が09年の年間平均で過去最大となった。09年12月の完全失業者数は前年同月比47万人増で14ヵ月連続の増加となった。この連続減は、建築着工面積減と同じである。
09年(年間平均)の建築業就業者数は前年比約20万人減の517万人にとどまった。年間平均で20万人の減少は産業別に見ると、製造業71万人減、サービス業22万人減に次ぐ3番目の減少幅となっている。建築業就業者数は08年(同)が552万人で、わずか2年で35万人の就業者数が減少したことになる。
前項記事の10年度名目建設投資は(政府・民間)前年度比10.4%減の37兆6,900億円。06年度の51兆3,281億円から50兆円を割り、さらに40兆円を割る状態にまで落ち込んでいる建設業。建設許可業者数も50万社から30万社へ、就業者数も300万人規模への道を歩んでいる。 |
|
|
|
| |
|
|
|
|
鉄鋼連盟の「建築構造用鋼材とその利用技術」
「次世代型鋼構造学校建築」のテーマも
|
|
|
|
| |
日本鉄鋼連盟は、健全なる鉄骨造建築の普及を目的とした活動の一環として「建築構造用鋼材とその利用技術」講習会を95年から実施してきているが、第16回(09年11月27日−10年1月28日)は仙台・名古屋・広島・札幌・東京・大阪・福岡の7会場で開催した。
1月28日の福岡会場では、基調講演は「次世代型鋼構造学校建築」の考え方や今後の課題についての講演が行われた。木造校舎の老朽化と相俟って高度成長期にRC造校舎へ大量に建て替えられたが、ここにきて改修・建て替え期を迎えている現在、環境にやさしい建築づくりの視点からRC造以外の選択肢を考える必要があると問題定義をし、次世代型鋼構造学校建築の研究に当たったと述べた。
研究テーマは、[1]トータルライフサイクルコストの視点に立った環境問題への対応 [2]教育環境や学校という用途そのものの変化にも対応できる空間 [3]木を多用した心と体にやさしい空間 [4]学習や生活などの多様な場の提供 [5]地域に開かれた学校の創造――の5項目を説明・解説した。
全国鉄構工業協会は、公立小中学校校舎の鉄骨造建築を提唱してきているが、一向に普及しなく、この数年は耐震改修工事に伴って、RC造校舎に鉄骨造ダンパー(補強鉄骨)が採用されているものの、新築校舎計画において鉄骨造構造の採用が極めてすくないことから日本鋼構造協会も含め、鉄骨造建築の普及活動に努めてきている。今回の「次世代型鋼構造学校建築」研究テーマは、学校校舎の鉄骨造化への足掛かりとして注目される。
基調講演についで、▽09年7月に完了した「革新的構造材料を用いた新構造システム建築物」成果報告(従来鋼の約2倍の超高強度鋼[強度800N/ミリ平方メートル級]を建築構造に採用をめざす)
▽建築研究所の耐震補強法の研究開発の「鋼材ダンパーを用いた既存建築物の耐震補強について」(RC造建築物に外付け補強の実験、接合部設計施工マニュアル、簡易性性能評価法の計算)の解説
▽「鉄骨造に関わる最近の動向」(日本鋼構造協会の建築構造用鋼材の品質証明ガイドライン、国交省建築基準整備促進補助金事業の活動状況など、鉄骨造に係わる最近の動向と鉄鋼連盟の取り組み方)の紹介・解説が行われた。 |
|
|
|
| |
|
|